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2009年01月05日(月) 22時54分

「お試し暮らし制度」低迷中国新聞

 山口県内への移住希望者に一日2000円で山口市内のアパートを賃貸する、県の「やまぐちお試し暮らし制度」が低迷している。最長で4週間滞在でき、「山口県の良さも悪さも知って移住してほしい」との触れ込みだが、8月の制度創設以来、利用は1件だけ。それでも県は「潜在的需要はある」とPRに力を入れている。

 貸し出すアパートは山口市大内長野の1Kタイプの2戸。テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電も備える。移住促進策を歓迎する県宅地建物取引業協会の不動産会社が駐車代も含め一日2000円で貸す。

 県は「移住を考える人が金をあまりかけずに山口暮らしを体験できる」と1カ月に2件の利用を見込んだが、この4カ月で使ったのは、10月に2週間滞在した福岡県筑紫野市の70歳代の夫婦だけだった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901050029.html