広島県内の官公庁や多くの企業が5日、仕事始めを迎えた。県庁や広島市役所でもトップが訓示し、新年の業務をスタートさせた。
広島県庁の仕事始め式には、職員約700人が出席した。藤田雄山知事は急速な景気後退の中で迎えた今年が「激動の年になる」とし、「いま一度、われわれの存在意義を原点から問い直していくことが必要だ。スタートから例年以上に気を引き締め、スピーディーな対応をしていかなければならない」と強調した。
広島市役所では、秋葉忠利市長が職員約300人を前に、4月の新広島市民球場(南区)のオープンについて「市民待望の世界に誇れる新球場で、カープの優勝を祝いたい」とあいさつした。地域経済の悪化にも触れ、「街に新しい活力が生み出される年にしよう」と述べた。
【写真説明】広島県庁の仕事始め式で、職員に訓示する藤田知事