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2009年01月05日(月) 20時52分

JR西「安全」最重要 初のCSRレポート公表産経新聞

 JR西日本は、活動の現状を企業の社会的責任(CSR)の観点から取りまとめた初のリポート「企業考動報告書2008」を5日、公表した。平成17年4月のJR福知山線脱線事故を受けて、「安全」を企業としての最重要方針に掲げた内容になった。

 報告書では、最大のCSRとして「安全」を挙げたうえで、事故後、企業風土を構築し直すために「安全憲章」を制定したことや、外部の有識者を招いて安全基本計画を策定したことを紹介。事故につながる可能性を事前に数値化して優先順位をつける「リスクアセスメント」を鉄道事業者として初めて導入し、「乗客の死傷事故ゼロ、社員の労災ゼロ」を目標に掲げていることなどをPRしている。

 JR西広報部は「事故後、安全を新たな企業理念に掲げて浸透を図っていることを社会に知ってもらうために作成した」としている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090105-00000579-san-soci