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2009年01月04日(日) 08時00分

市川海老蔵「十八番」復活…歌舞伎 東京4座で開幕スポーツ報知

 歌舞伎界は3日、東京では4か所で公演がスタート。新橋演舞場の「初春花形歌舞伎」では、市川海老蔵(31)、中村獅童(36)が共演する一方、三宅坂の国立劇場では海老蔵の父・市川團十郎(62)が歌舞伎の舞台に復帰した。浅草公会堂では市川亀治郎(33)、中村勘太郎(27)・七之助(25)兄弟らが出演する「新春浅草歌舞伎」、東銀座の歌舞伎座は建て替えのためのさよなら公演となる「壽初春大歌舞伎」を含め、4座でにぎにぎしく幕が開いた。千秋楽はいずれも27日。

 新橋演舞場では、海老蔵が市川宗家として73年ぶりの上演となる歌舞伎十八番の「七つ面」の元興寺赤右衛門など、5演目6役で出演。また、縁起物の儀式「にらみ」は、にらまれた観客は無病息災になると言われるもので、その決め姿に客席は「成田屋」「大当たり!」と沸いていた。父・團十郎が国立劇場で復帰したこともあり「父と二人で『歌舞伎十八番』の復活にどんどん挑戦していきたい」と語った。

 獅童も「義経千本桜」で梶原景時、「白浪五人男」で南郷力丸など大役を務め「(海老蔵演じる)弁天小僧の派手さが目立つように渋めに、南郷らしさを表現したい」と意気込んでいる。

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