記事登録
2009年01月04日(日) 07時00分

井口国内復帰も?ロッテのラブコールにグラリスポーツニッポン

 フィリーズからFAとなり移籍先を探す井口資仁内野手(34)が3日、成田着の航空機で年末年始を過ごした米国から帰国。日米の複数球団が興味を持つ中で、獲得意思を表明したロッテのラブコールに歓迎の意を示した。自主トレ先の沖縄でロッテと7日に直接交渉を行うことも決定し、5季ぶりの国内復帰となる可能性も出てきた。

 熱意は確かに本人に伝わっていた。「それだけ言っていただけるのは、非常にありがたいこと。必要とされているのを感じました」。戦力としての評価を最重視する井口にとって、ロッテの話は思い描いた通りのラブコールだった。

 複数の国内球団が興味を抱く中で、ロッテがいち早く獲得への意思を表明した。井口の古巣ダイエー(現ソフトバンク)の球団代表だった瀬戸山球団社長は「プレーもそうだし、人間性も素晴らしい」と高く評価。ある球団幹部は「若い野手陣のリーダー的存在としても期待している」と付け加えた。ダイエーのスカウト時代に担当した石川球団副代表と瀬戸山社長が、7日に沖縄へ出向くことも決定。井口も「どう考えてもらっているか聞いてみたい」と前向きだ。

 今オフ多忙を極める井口は今回が3度目の帰国となる。昨年末は国内で野球教室などイベントをこなし、12月上旬に再渡米。ラスベガスを観光するなど年末年始は家族とゆっくり過ごした。「両親も来てくれていろいろ回れた。楽しかった」。今回はサンディエゴの自宅を引き払い、大小7つのトランクを抱えて帰国。家族とともに沖縄入りし、新天地決定を待つ。

 米国では代理人とこまめに連絡。FA市場の流れが遅い中で、年末にメジャー複数球団から二塁レギュラーとしての打診があったという。「子供の(教育の)ためにもう少しアメリカでという気持ちはある」としながら「日本の方が必要とされていると感じれば戻ってくる」と五分を強調。「誘ってくれる球団に失礼なので1月半ばには決めたい」。南国での交渉がカギを握っている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000001-spn-spo