三次市十日市南の日光寺で3日、寒行の滝開きがあった。気温2度、水温5度。ふんどしや上半身裸の胴着姿になった約20人が、6メートルの滝に打たれて無病息災などを祈った。
中原観玄住職(24)や信者に続いて、十日市東の道場で拳法「太道」を習う11—65歳のメンバーたちも、滝つぼの中に身を置いて寒さに耐えた。寒行は、節分の2月3日まで続く。中原住職は「自分よがりではなく、何かを信じて頼ることが必要。暗い世の中が少しでも良くなるよう、お役に立ちたい」と願っていた。
【写真説明】寒さをこらえて滝に打たれる児童