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2009年01月04日(日) 04時08分

イスラエル軍、ガザに地上侵攻=「テロ設備」への打撃狙う−ハマス抗戦、長期化も時事通信

 【エルサレム3日時事】イスラエル軍は3日夜、パレスチナ自治区ガザへの地上部隊投入に踏み切った。イスラム原理主義組織ハマスによるロケット弾攻撃阻止を理由としたイスラエル軍のガザ攻撃は、地上侵攻の開始でさらに深刻な局面を迎えた。民間人を含む犠牲者が増えるのは確実で、150万人のガザ住民の人道危機が一層悪化することが懸念される。
 現地からの報道によれば、イスラエル軍の戦車が境界フェンスを越えガザ北部に突入するのが目撃された。同軍とハマスとの間で激しい交戦が起きたという。侵攻に先立ち、同軍は大規模な準備砲撃を行った。
 AFP通信などによると、イスラエル首相府は声明で、作戦は「ハマスのテロ設備に強烈な打撃を与え、南部地域での安全保障の状況を長期にわたり改善する」ことが目的だと説明。「軍はハマスのロケット弾が発射されている地域を占拠する」としている。
 同軍の声明によれば、作戦には空軍の支援を受けた歩兵、戦車、砲兵など「多数の部隊」が参加している。軍報道官は地元テレビに「これは学校の遠足ではない。多くの日数がかかるだろう」と述べ、作戦の長期化を示唆した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000003-jij-int