2009年01月04日(日) 02時34分
心の傷、初の実態調査=交通遺族の子どもに−聞き取り、支援策探る・内閣府(時事通信)
内閣府は、交通事故で親やきょうだいを亡くした子どもを対象に、心の傷の実態把握調査に乗り出す方針を固めた。被害者支援の専門家からは、「子どもが抱える問題の方が大人より深刻なのに支援が届いておらず、直接被害に遭った子どもと違って関心も向けられていない」との指摘が出ていた。支援のあり方を探るため、まずはどんなことに悩み、苦しんだかを聞き取ることにした。
家族を亡くした子どもの心の傷に照準を合わせた大掛かりな調査は、犯罪被害も含めて初の試み。事故も犯罪も「身内を突然失う理不尽さ」という点は同じため、犯罪被害者遺族の子どもへの支援に活用することも期待される。
調査は2〜3月ごろ、親とその子どもの両方に面接して行うことを検討している。最初に親から「子どもの内面の問題に気付いたか」「それはどういう問題か」を聞き取り、同意を得て子どもにも面接。「当時どんな心理状態だったか」「どんな支援が必要だったか」などを話してもらう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090103-00000063-jij-soci