政権批判強める自民・中川秀氏＝消費税争点化に反発（時事通信）

2009年01月04日(日) 22時13分

　自民党の中川秀直元幹事長は4日、麻生太郎首相が消費税率引き上げを次期衆院選の争点としたことを強く批判した。同党の渡辺喜美元行政改革担当相も同日、首相が早期の衆院解散に応じなければ離党する可能性に言及。政界再編を志向する両氏が新年早々に政権批判を強めた格好だ。
　中川氏は地元の広島県海田町で、記者団の質問に答え、消費税の争点化について「国民生活第一の政治をやるべきだ。増税を語ることによって、景気が一番底に落ちていく可能性が大いにある」と反発。その上で「次の選挙は『景気回復選挙』『大胆な行革選挙』だ」と訴え、首相方針に異を唱えた。　

【関連ニュース】
・〔写真ニュース〕年頭の会見に臨む民主党の小沢代表
・早期解散狙い徹底抗戦=給付金分離「最重点事項」
・「反麻生」の動きけん制=解散主導狙うも前途多難
・民主・小沢氏の記者会見要旨
・参院比例、内定前倒し=衆院選へ組織固め、来月にも1次公認