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2009年01月04日(日) 21時31分

<ガザ地上侵攻>EU代表団が停戦調停へ毎日新聞

 【ウィーン中尾卓司】欧州連合(EU)の代表団は4日から中東入りし、イスラエルとパレスチナ双方に戦闘行為の即時停止を求めて調停に乗り出す。EU議長国チェコのシュバルツェンベルグ外相はイスラエル軍の地上侵攻が始まった3日夜、「民間人に大きな被害が出る軍事行動は許されない。人道援助の提供と停戦を求める」との声明を発表した。

 同外相率いる代表団はカイロから5日にエルサレムとパレスチナ自治区のヨルダン川西岸ラマラをそれぞれ訪れ、イスラエルとパレスチナの双方の首脳に直接、停戦を呼びかける。代表団とは別に現地入りするサルコジ仏大統領とも連携し、武力行使の停止を促し、ガザ地区への人道援助を模索する。

 代表団はクシュネル仏外相、ビルト・スウェーデン外相、ソラナEU共通外交・安全保障上級代表らで構成する。

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