2009年01月04日(日) 21時17分
<年越し派遣村>5日以降、廃校など4カ所に全員収容へ(毎日新聞)
仕事や住居を失った派遣労働者らを支援するため東京・日比谷公園に開設された「年越し派遣村」の実行委員会は4日、入村者の宿泊場所として使用してきた厚生労働省の講堂の使用期限が切れる5日以降の対応について、同省と折衝した。厚労省は廃校など都内4カ所に12日まで全員を収容する案を提示、実行委も同意した。
この結果、入村者が5日以降行き場所を失う事態は避けられる見通しとなった。
実行委によると、入村者は4日現在500人に迫った。3日までに約170人が生活保護の申請を希望し、千代田区福祉事務所にファクスで申請書を送った。集団で窓口を訪れることも計画している。
◇国会周辺でデモも
5日は午前中に移動の準備を進め、雇用不安の改善を求めるデモ行進を国会周辺で行う予定。
実行委の関根秀一郎・派遣ユニオン書記長は「今後も国の雇用政策のミスによる人災だということを強く訴えていく」と話した。【町田徳丈】
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