2009年01月04日(日) 21時02分
イスラエル軍、ガザに地上侵攻=ハマス抗戦、犠牲者急増−「テロ設備」の打撃狙う(時事通信)
【エルサレム4日時事】イスラエル軍は3日夜、パレスチナ自治区ガザへの地上部隊投入に踏み切った。イスラム原理主義組織ハマスによるロケット弾攻撃阻止を理由としたガザ攻撃は、地上侵攻の開始でさらに深刻な局面を迎えた。戦闘は4日も続き、巻き添えの民間人を含む犠牲者が急増しており、150万人のガザ住民の生活状況が一層悪化することが懸念される。
現地からの報道によると、同軍戦車や歩兵部隊がガザ北部に突入し、ガザ市やベイトラヒヤ、ジャバリアといった周辺に展開。ハマスも迫撃砲などで反撃し、激しい戦闘が繰り広げられた。同軍は兵士30人が負傷したと発表した。
パレスチナ側の死傷者数は不明だが、ロイター通信によると4日、同軍の戦車砲弾がガザ市の商業地区に着弾、民間人5人が死亡、40人が負傷したのをはじめ多数の犠牲者が出ているもよう。
イスラエル首相府は3日の声明で、作戦は「ハマスのテロ設備に強烈な打撃を与え、南部地域での安全保障の状況を長期にわたり改善する」ことが目的だと説明した。
【関連ニュース】
・
〔写真ニュース〕イスラエル軍、ガザ侵攻
・
〔写真特集〕戦車・艦艇・航空機など世界の軍事力
・
〔写真特集〕世界の航空ショー
・
〔用語解説〕「ガザ地区」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000056-jij-int