2009年01月04日(日) 20時45分
シーア派の聖廟付近で自爆テロ、巡礼者ら38人死亡(読売新聞)
【カイロ=宮明敬】イラクの首都バグダッド北西部にあるイスラム教シーア派の聖廟(せいびょう)付近で4日、腰に爆弾を巻き付けた女性が自爆し、イラク内務省によると、38人が死亡した。
シーア派を狙ったスンニ派過激派によるテロではないかとみられている。
イラク中部には、7日に最高潮を迎えるシーア派の最大行事アシュラにあわせて、国内外の巡礼者が集結し始めており、死傷者の中には、イランからの巡礼者も多数含まれているという。
バグダッドでは1日、政府庁舎や大使館が集まるグリーンゾーンの治安権限が米軍からイラク側に移るなど、米軍戦闘部隊の段階的撤収に向けた動きが始まっており、相次ぐ爆弾テロは、イラク側の治安維持能力に疑問を投げかける結果となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000028-yom-int