2009年01月04日(日) 20時22分
<天然ガス供給停止>EU議長国「仲介せず」(毎日新聞)
【ウィーン中尾卓司】ロシアからウクライナ向けの天然ガス供給停止に絡み、欧州連合(EU)議長国チェコのボンドラ副首相は3日、プラハで露政府系天然ガス企業「ガスプロム」のメドベージェフ副社長と会談した。副首相はその後、記者会見し「(ロシアとウクライナの)仲裁役になるつもりはない」と明言。「ビジネスをめぐる交渉だ」として当事者による早期解決を求めた。
一方、副社長は「ウクライナが1日の供給停止後も日量3500万立方メートルのガスを抜き取っている」と批判。「EUが何らかの対処をすべきだ」とウクライナに懲罰的な対応を取るよう要求した。
ウクライナを経由する欧州向け天然ガス供給について副首相は、欧州には当面の需要をまかなえるガス備蓄があるとの見解を示した。
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