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2009年01月04日(日) 19時55分

<小沢代表>雇用・中小企業対策を重点に論戦臨む…年頭会見毎日新聞

 民主党の小沢一郎代表は4日、年頭にあたり党本部で記者会見し、通常国会に提出される08年度第2次補正予算案について「雇用や中小零細企業の資金繰り対策で可能な限り我々の意見を反映したい」と述べ、雇用・中小企業対策を重点に論戦に臨む考えを示した。定額給付金については「選挙直前に国民を愚弄(ぐろう)する、お金を無駄に使うやり方は認められない」と反対した。

 小沢氏は定額給付金について「国民の7割が反対している」と指摘。「2兆円があればもっと有効な使い方がある」と述べ、高齢者医療費の窓口負担軽減▽小中学校校舎の耐震化▽高速道路料金無料化−−を例に挙げた。

 衆院解散の時期については「小泉改革以来国民が強いられた所得減、負担増が、金融危機、不景気でさらに大きくなった」と強調。「年度末に向けて年末以上に厳しい状況になり、国民の『主権者の意思を問え』という声は首相の政権維持の意図を超える」と述べ、早期解散が避けられないとの見通しを示した。【渡辺創】

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