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2009年01月04日(日) 19時33分

<ニューギニア島地震>4人死亡 日本にも津波到達毎日新聞

 インドネシア東部ニューギニア島で4日朝、マグニチュード(M)7を超える地震が2回発生した。西パプア州マノクワリ(同島)ではホテルや家屋など多数の建物が倒壊し、少なくとも4人が死亡、数十人が負傷した。

 米地質調査所によると午前4時44分(日本時間同)ごろM7.6、同7時34分ごろM7.3の地震が観測された。震源はマノクワリ西北西約150キロと90キロ。

 この地震で日本にも津波が到達。気象庁によると▽小笠原諸島の父島、和歌山県串本町で最大40センチ▽静岡県御前崎市、高知県室戸市で30センチ−−など太平洋沿岸の広い範囲で津波を観測した。

 気象庁は同日午前10時8分▽伊豆諸島▽小笠原諸島▽相模湾・三浦半島▽静岡県▽愛知県外海▽三重県南部▽和歌山県▽徳島県▽高知県−−に最大50センチ程度の津波の恐れがあるとして津波注意報を発表。同10時31分には▽宮崎県▽鹿児島県東部▽種子島・屋久島地方▽奄美諸島・トカラ列島−−にも対象を広げた。注意報は午後3時45分にすべて解除。日本では被害が出ていない。

注意報に切り替え

 会見した気象庁の横田崇・地震津波監視課長によると、午前7時27分に津波予報を出し「高いところでも20センチ未満の海面変動のため被害の心配はない」と予測したが、父島で津波を観測したため再計算し津波注意報に切り替えた。【樋岡徹也、ジャカルタ井田純】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000031-mai-int