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2009年01月04日(日) 18時13分

「雇用・宿舎確保」で決議案=通常国会冒頭に提出へ−野党5党時事通信

 民主、共産、社民、国民新、新党大地の各党幹部は4日、東京・日比谷公園の「年越し派遣村」で開かれた集会に参加し、5日召集の通常国会の冒頭に、非正規労働者の雇用と宿舎の確保を求める決議案を提出することで一致した。新党大地の鈴木宗男代表が「即効薬として国会決議をしたらどうか」と提案し、他党も同調した。与党にも呼び掛け、5日に衆参両院に提出できるよう調整を急ぐ。
 民主党の菅直人代表代行は集会で、2008年度第2次補正予算案に盛り込まれた総額2兆円の定額給付金について「2兆円あれば、100万人の失業者に月17万円ずつ1年間支給しても賄える」と指摘。この後、記者団に「定額給付金を補正予算案から切り離し、雇用・景気対策を急いで実現させるよう、通常国会で麻生太郎首相に迫っていきたい」と語った。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000049-jij-pol