米地質調査所(USGS)によると、インドネシア東部のニューギニア島で現地時間の4日午前4時43分(日本時間同)ごろ、マグニチュード(M)7・6の地震があり、その後も強い余震が続いた。ユドヨノ大統領は記者団に、4人が死亡したとの暫定情報があると語った。ホテルが倒壊するなどし、地元テレビは約20人が負傷したと報じた。
日本の気象庁によると、静岡県など太平洋岸に津波が到達した。
震源地は西パプア州(ニューギニア島西部)の州都マノクワリから西北西約150キロの海岸部。震源の深さは約35キロ。震源地付近では午前7時33分にもM7・5の地震があるなど、M5以上の余震が続いた。
地元当局者によると、ホテルが倒壊したほか、複数の建物が損壊し、送電線が切断された。壊れた建物に人が閉じ込められている可能性があり、捜索が行われている。
在ジャカルタ日本大使館のマカッサル出張駐在官事務所によると、マノクワリでは日本人1人が在留届を出しているが、現在は日本に帰国中。また、震源から約250キロ離れたソロンには在留邦人12人がいるが、負傷者の情報はないという。
1回目の強い地震について、日本の気象庁はM7・5と推定。当初は多少の海面上昇はあるものの被害などの心配はないとしていた。(共同)
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