青森県八戸市など県内7市町の9万世帯(約23万人)が導水管の漏水事故に伴って断水した問題で、水道を管理する八戸圏域水道企業団は全面復旧を目指し、4日午前中も作業を続けた。
4日早朝までに各配水池に水が到達したが、供給を再開した地域で予想を上回る水道水の使用があったため、十分な水量が確保できず、各家庭などで実際に使用できるか確認を急いでいる。企業団は同日早朝の全面復旧を目指していたが、ずれ込んだ。
災害派遣要請を受けた陸上自衛隊は3日、給水支援を終了。企業団は三戸町を除く6市町で給水活動を続けている。
企業団の小林真企業長(八戸市長)は4日早朝、市内で記者会見し「復旧した地域には引き続き節水をお願いしたい」と話した。
企業団によると、取水する馬淵川から白山浄水場に水を送る導水管が何らかの原因で破損して漏水したため、1日夕から断水。正月の市民生活に大きな影響が出た。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090104-OHT1T00110.htm