フグの取扱高日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場で4日未明、フグの初競りが行われた。新春の訪れを知らせる恒例行事で、市場は活気にあふれた。
競りは午前3時20分ごろにスタート。「ええか、ええか」と威勢のよい掛け声が響き渡り、競り人と仲買人が袋の中で指を握って値段を決める独特の「袋競り」で、次々とフグが競り落とされていった。
この日に取引されたのは約17・5トン。1キロ当たりの最高値は2万2000円だった。高級品の天然トラフグの入荷は約2・5トン。平年並みの入荷量だという。
市場関係者は「不況で養殖のフグの消費が落ちている。2009(年)は語呂合わせで『フグ』なので、たくさん食べてほしい」と話した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090104-OHT1T00109.htm