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2009年01月04日(日) 15時00分

5日に株券電子化スタート=売買、管理の安全性向上時事通信

 上場企業の株券約3800億株をすべて電子データ化し、紙の株券を廃止する「株券電子化」が5日スタートする。自宅に保管した株券が紛失したり盗まれる危険性がなくなるなど、株取引の安全性が大きく向上。企業にとっても株式発行コストが抑えられ、株主名簿の管理が容易になる。
 電子化されたデータを一元管理する「証券保管振替機構(ほふり)」は、東京証券取引所など全国の証取や約260社の証券会社を結んだネットワークが正常に稼働するかどうかの最終試験を3日に行い、問題がないことを確認。年始の取引が始まる5日から正式に運用を開始する。 

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