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2009年01月04日(日) 10時13分

下関で新春のフグ初競り 「ええか」の掛け声響く中国新聞

 フグの取扱高日本一を誇る下関市の南風泊はえどまり市場で四日未明、フグの初競りが行われた。新春の訪れを知らせる恒例行事で、市場は活気にあふれた。

 競りは午前三時二十分ごろにスタート。「ええか、ええか」と威勢のよい掛け声が響き渡り、競り人と仲買人が袋の中で指を握って値段を決める独特の「袋競り」で、次々とフグが競り落とされていった。

 この日に取引されたのは約一七・五トン。一キロ当たりの最高値は二万二千円だった。高級品の天然トラフグの入荷は約二・五トン。平年並みの入荷量だという。

 市場関係者は「不況で養殖のフグの消費が落ちている。二〇〇九(年)は語呂合わせで『フグ』なので、たくさん食べてほしい」と話した。

【写真説明】南風泊市場で行われたフグの初競り=4日未明、下関市

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200901040077.html