2009年01月04日(日) 09時59分
朝青龍が初げいこ13戦全勝で健在アピール(日刊スポーツ)
初場所(1月11日初日・両国国技館)で進退がかかる横綱朝青龍(28=高砂)が3日、武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に健在をアピールした。3日、東京・荒川区の武蔵川部屋で行われた出羽海一門連合げいこに参加し、09年のけいこを開始。雅山、豪栄道ら平幕に13戦全勝し、武蔵川理事長に「動きが鋭い。気迫も感じる」と言わしめた。
モンゴル帰国前の昨年末とは、見違える動きと体つきだった。手つき不十分で同理事長に「ちゃんとつけ」と注意されても、素直に「はい」と返答。その上で低く鋭い立ち合いを連発した。248キロの山本山を足技で崩し、寄り切るうまさもみせた。
朝青龍 緊張感がある中、いいけいこができた。いい動き? 体重を150キロにした。5キロ絞ったよ。
12月25日の力士会での計測では153キロ。自己申告ではその後、2キロ増しての5キロ減。短期間の急激ダイエット法の質問には「まあ、いいじゃないの」とはぐらかすも、関係者は「食事の量をかなり減らしているようです」と証言した。
一方で朝青龍はこの日も初場所出場を明言せず、「ペースを上げていくしかない」と慎重だ。けいこ後は、神田明神で初詣で。「健康で元気よくできるようにお願いした。元気があれば何でもできる」とアントニオ猪木氏の決まり文句を借り、復活を期しながらも不安も残る心境を語った。【柳田通斉】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000023-nks-fight