2009年01月04日(日) 08時02分
「篤姫」超える!常盤貴子、登場シーン発案(サンケイスポーツ)
女優、常盤貴子(36)が、4日スタートのNHK大河ドラマ「天地人」(日曜後8・0)でヒロイン・お船(せん)を演じる。東京・渋谷の同局で取材に応じた常盤は、暴れ馬から飛び降りる初登場シーンを自ら発案したことを告白。高視聴率に沸いた前作「篤姫」を意識してか、「今までにないものを見せたい」と意気込んだ。
「天地人」は、「愛」の一文字を掲げたかぶとをかぶり、上杉謙信の教え「義」を貫いた異色の戦国武将、直江兼続の生涯を描く物語。兼続役は妻夫木聡(28)。その年上の妻、お船を演じるのが常盤だ。
性格は男勝りでしっかり者。機転が利き、妻でありながら、兼続のブレーンとして政治面でもさまざまな助言を与え、支えたといわれる。そんなお船を演じる上で、こだわったのが馬に乗って現れる初登場シーン。
「最初にお船がどういう人が分かってもらいたい」と、自らアイデアを出し、監督に相談した。
「当時、男の人は長い刀を差しているから、馬からストンと降りることってできない。まして普通の姫なら、そんなことしないでしょ。だから、すごくお船っぽくなるんじゃないかな」と考え、暴れ馬から飛び降りるシーンを付け加え、見事にお船のじゃじゃ馬っぷりを表現した。
女優、宮崎あおい(23)が主演した前作「篤姫」は、21世紀の大河で史上最高となる平均視聴率24.5%(ビデオリサーチ、関東地区調べ)を記録。自然と演技にも力が入る。
91年の大河「太平記」に“ちょい役”で出演している常盤は、「あのときはセリフが1行だったんです。すごい出世だと思いません? 私、偉いな〜と思って」とニンマリ。「大河で新しい年を迎えられるのって、おめでたい感じです」と白い歯がこぼれた。
大河初主演の妻夫木との共演には「時代劇に慣れていらっしゃる方って、いい意味でも悪い意味でもカタがあるじゃないですか。だから、見慣れた時代劇になると思うんですよね。(今回は)今までとはちょっと違う大河ドラマにしたいな」と抱負を語った。
妻夫木、常盤のフレッシュ大河コンビで、再び高視聴率獲得となるか。常盤は、第3回(18日放送)から登場する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000031-sanspo-ent