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2009年01月04日(日) 08時01分

使える新人を!阪神・真弓監督、異例の密着サンケイスポーツ

 新“鮮”力発掘や! 阪神・真弓明信監督(55)が3日、今月上旬から鳴尾浜球場で始まる新人合同自主トレを密着チェックする考えを明かした。育成枠も含めた新人7人は全員、二軍キャンプ(高知・安芸)スタートながら、キャンプ中の昇格もにらんで指揮官がさっそく動く。

 一刻も早くその目で確認したい。真弓監督が新人を連日、密着チェック。蕭、柴田、上本、西村…。好素材に熱視線を注ぐ。

 「初日からになるかどうかは分からないが、できる限りは見に行きたいと思っていますよ」

 重要課題に掲げる『世代交代』に向けて指揮官がさっそく動く。今月上旬から行われる新人合同自主トレに時間が許す限り、連日、足を運んで厳しい目を光らせるのだ。これまで岡田前監督など、コーチ会議などのついでに鳴尾浜で新人の動きを見守ることはあった。しかし、密着するのは“異例”とも言える。

 これこそが、V奪回へ、新スタートへのやる気の表れ。新加入は新外国人のケビン・メンチ外野手(30)=前ブルージェイズ=以外、現有戦力で戦い抜くことになる2009年。新戦力の発掘に、新人達の見極めも重要となる。

 ドラフト1位の即戦力右腕、蕭は、昨年12月の新入団選手発表会で、強じんな肉体にホレ込んだ。肩の分厚さに「これは故障しないだろうな」。2位・柴田と3位・上本も要注目。今季は代走のスペシャリストを一軍ベンチに置く予定で「新人も含めて考えている」。赤星級の脚力を持つ2人は、未来のリードオフマン候補としてみている。

 「まだ自主トレ段階だから、(戦力としての)把握はできないと思う。あまりあわてて、故障しないようにしてほしいね」。高知・安芸の二軍キャンプスタートとなる新人7選手は、2月中旬に一軍と安芸で合流した際が昇格の最初のチャンス。合同自主トレ視察は、その時をにらんでのインプット作業でもある。

 新生阪神の戦力整備へ、真弓監督は密着視察から09年を始める。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090104-00000001-sanspo-base