善光寺でさい銭ドロ、ケンカで重傷（スポーツ報知）

2009年01月03日(土) 06時02分

　初詣で客でにぎわう長野市の善光寺で、さい銭を盗んだとして、長野中央署は１日、窃盗の現行犯で住所不定、無職・大島久雄容疑者（８１）を逮捕した。

　調べでは、大島容疑者は１日午前１０時４０分すぎ、善光寺本堂近くのさい銭入れから３５０円を盗んだ疑い。警備中の署員が、さい銭を手でわしづかみにしたところを目撃し取り押さえた。

　大島容疑者は「衝動的にやった。魔が差した」と話しているという。

　また、同日午後５時半ごろには、善光寺の境内で、長野県千曲市の会社員男性（１８）が男に顔を殴られ転倒して頭を打ち、くも膜下出血などで重傷を負った。意識はあるという。

　男はそのまま逃走。長野中央署は傷害事件として行方を追っている。２人は肩が触れたことで口論になったらしい。

　調べでは、逃げた男は２０歳ぐらいで身長１７０〜１７５センチ。中肉、茶髪で紺色のジャージーを着ていた。女性１人を含む仲間４、５人がいたとみられる。

　被害者の男性は数人で初詣でに訪れていた。口論したのは２人だけだったという。