中国地方の2008年の交通事故による死者数は405人で、前年の07年に比べ33人、7.5%減ったことが2日、各県警のまとめで分かった。前年と同じだった島根を除く4県で減り、5県全体では3年連続で減少した。
広島の死者数は4人減の128人で、58年ぶりに120人台に減った。このうち65歳以上の高齢者は50人で12人減ったものの、全体の39.1%を占めた。時間帯別は午後10時—午前0時(15.6%)が最多で、午前8時—10時(14.8%)が続いた。
山口は24人減の91人で、統計が残る1951年以来最少。最悪の389人だった69年の23.4%の水準となった。週末や夜間の事故が目立った。
岡山は114人で1人減。高齢者は64人で56.1%を占めた。島根は前年と同じ42人。全国最少となった鳥取は4人減の30人だった。