廿日市市出身でマレーシア・ペナン州にスカッシュ留学している中学3年の郡司颯(はやて)選手(15)が、インドで1月にあるアジアジュニア選手権代表の座をつかんだ。18歳以下で競う国際舞台。本場での武者修行で「うまくなった」と実感する成果を試す。
帰国して出場した11月末の選考会(横浜市)では、拾いまくる持ち前のフットワークの良さを発揮。留学で身に付けた時速200キロ前後の強打や巧みなコントロールショットも織り交ぜ、男子代表4人の中に入った。プロコーチの父孝一さん(44)の影響で6歳からラケットを握る。阿品台西小5年の時にペナンを訪問。「練習相手やコートが豊富な環境に魅せられた」
同小卒業後、現地の日本人学校中学部に入学し、ペナン州のエリートチームでスカッシュ漬けの日々。今回は選考会出場で約3週間帰国し、8日に広島を出発した。
20カ国近くの精鋭が個人、団体戦で争うアジア選手権。「2010年のワールドジュニア選手権を目指し、必ず初戦突破する」と意気込む。
【写真説明】日本代表としてアジアジュニア選手権に挑む郡司選手