全国公募の「第13回絵のまち尾道四季展」の審査で、賞金200万円の尾道賞(グランプリ)に、中国人で広島市中区の大学院生金樹華さん(36)の油彩「尾道印象」が輝いた。
神奈川県鎌倉市在住の日本画家平松礼二氏(67)を審査委員長に5人が選考に当たった。グランプリは千光寺山ロープウエーの山頂駅から尾道水道を望んだ構図。平松委員長は「大変なスケール感があり、大地への喜びのようなものが的確に表現されている」と講評した。
尾道の風景や祭りなどをテーマに隔年で開催する四季展には今回、油彩画や日本画、水彩画など831人から1040点の応募があった。2月21日から3月8日まで、入賞26点と秀作40点は尾道市立美術館、入選413点は市内の商店街などで展示する。