JA尾道市は、東尾道に経済事業本部の新事務所を建設した。敷地内に今夏開設した農産物直売所とともに、農協の合併で広がった地域の農業振興の中核的役割を担う。
事務所は鉄骨平屋648平方メートル。22日に落成し、敷地内にある旧事務所(平屋約660平方メートル)から移転した。従業員311人が働く事務所のほか、組合員や直売所の出荷者らが集える会議室もある。
倉庫も兼ねる旧事務所は今後、栽培指導などを手掛ける営農センターや、農産物直売所などに活用する計画。7月にオープンした直売所「ええじゃん尾道・尾道店」の規模を拡大し、地産地消の取り組みを進める。
直売所はオープン後5カ月弱で約3500万円を売り上げ、年間売上高1億円の目標にも達するペース。1日平均200人の客が訪れ、農産物を持ち込む出荷者は100人を超えた。
【写真説明】JA尾道市が新築した経済事業本部の建物