尾道市中心部の斜面市街地で昨年夏に開かれたアートイベント「AIR(エアー)尾道」の報告展「Void(ヴォイド)」が、12日まで久保の尾道白樺美術館で開かれている。
制作風景や作品を紹介する写真パネル160枚を展示する。昭和初期の家屋に塩で迷宮模様を描いた作品や、廃屋のアパート内で鳥がかつての住民や時の流れを思うオブジェなどを紹介している。
AIRは「アーティスト・イン・レジデンス(住居)」の略語。空き家を芸術活動に生かそうと実行委と尾道大が主催し、5組の作家を招いた。報告展は午前10時—午後6時。火、水曜と3日休館。無料。
【写真説明】「塩の迷宮」を紹介する写真パネルに見入る来場者