岩国藩鉄砲隊保存会の初撃ちが1日、岩国市の錦帯橋下河原であった。甲冑(かっちゅう)に具足姿の保存会の会員24人が参加し、古式ゆかしい撃ち方で火縄銃の発砲音を響かせて新年を祝った。
元日の恒例行事。ほら貝と陣太鼓に合わせて錦帯橋を渡り、河原に登場した射手ら。一斉に撃つ「斉射」、1人ずつ順番に撃つ「連れ放し」などを披露し、訪れた観光客らを圧倒した。
西村栄時会長(68)は「経済の暗雲を吹き飛ばすよう願いを込めて臨んだ」と寒風が吹き抜ける河原での演武を振り返った。
【写真説明】火縄銃の発砲音を響かせて新年を祝う鉄砲の初撃ち