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2009年01月03日(土) 15時31分

セックスレス夫婦4割弱=目立つ「仕事疲れ」−厚労省研究班時事通信

 10代−40代夫婦の4割近くが、1カ月以上性交渉のないことが、性の意識や行動に関する厚生労働省研究班の調査で分かった。理由は「仕事疲れ」が男性のトップ、女性でも3番目で、調査を担当した日本家族計画協会の北村邦夫常務理事は「少子化対策を考える上で、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が重要」としている。
 調査は昨年9月、16−49歳の男女3000人を無作為に抽出し調査票を直接配布、1468人から回答を得た。
 既婚者で1カ月間性交渉のない人は36.5%で、前回2年前の調査より1.9ポイント増加。2001年の28.0%から増加が続いている。
 理由は男性では「仕事で疲れている」が24.6%と多く、「出産後何となく」(13.6%)「面倒くさい」(9.3%)と続いた。女性は「出産後何となく」(21.0%)「面倒くさい」(18.8%)「仕事で疲れている」(15.1%)の順だった。 

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