偽メール問題で2006年に議員辞職した永田寿康・元民主党衆院議員(39)が3日、北九州市八幡西区のマンションから飛び降り、同日午後7時すぎ搬送先の病院で死亡が確認された。
福岡県警八幡西署などによると、マンション10階と11階の間の踊り場に、遺書のようなものが残されており、自殺とみられる。同日午後6時半ごろ、マンション駐車場に倒れているのを住人が発見し110番した。
永田元議員は06年2月の衆院予算委員会で、堀江貴文元ライブドア社長が3000万円を自民党側へ送るよう指示したとの社内メールの写しを示し、自民党を追及。後にメールが偽物と判明し、民主党から半年間の党員資格停止処分を受け、同年4月に議員辞職した。
昨年11月には、病気療養中に福岡県宗像市で自殺未遂を起こし、県警に保護されていた。
永田元議員は東大を卒業後、旧大蔵省に入省。衆院議員秘書を経て、2000年の衆院選で初当選し、議員辞職当時は3期目。偽メール問題当時は民主党国対副委員長だった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090103-OHT1T00203.htm