2009年01月02日(金) 19時55分
両党首、年頭からメディアで火花…ラジオやネット番組出演(読売新聞)
麻生首相は3、4の両日全国10局で放送される政府広報ラジオ番組「栗村智のHappy!ニッポン!」(音声提供・ニッポン放送)で、予算の早期成立の必要性を訴える。
民主党の小沢代表も年末年始にインターネット番組に出演し、政権交代への意気込みを語るなど、衆院選を意識して年頭から2大政党の党首が火花を散らしている。
首相のラジオ番組は12月25日に首相官邸で収録された。首相は「予算案を一日も早く成立させることが一番の景気対策になる。今の景気は緊急性を要しており、たらたら引き延ばしはできない。国民がなかなか納得されないんじゃないか」と野党をけん制した。
また、「日本が今回の不況から一番最初に脱出を宣言できる国にしたい。今回の金融危機は先進国の中じゃあ一番傷が浅い。少なくとも米国みたいに自動車産業がつぶれちゃう話じゃない」と強調した。
一方、民主党の小沢代表は1日、大みそかに東京・秋葉原で出演した番組に続き、東京・原宿の公開スタジオでインターネットの動画サイト番組に生出演。小沢氏は濃紺の着物姿で登場し、「今の政治に不満がない人は皆無だ。国民は必ず『政治を変えなくちゃいけない』という政権交代の判断をしてくれると思っている」と述べた。
オバマ次期米大統領のものまねで知られるタレントのノッチさんが飛び入り参加。小沢氏は、明治神宮の参拝客に向けてオバマ氏をまねたポーズをとるなど、無党派層の支持拡大を意識してソフト路線でのぞんでいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090102-00000024-yom-pol