今年のえと、
森氏は、金融危機や景気悪化を踏まえ「(与野党が)争っているときではない。みんなでどうあるべきかを考え、終わったら選挙をやればいいじゃないか」と力説。「『モー』いいかげんにしたらどうだということだ」とウシの鳴き声をまねながら行き過ぎた政争を慎むよう促した。
河野氏は米国でオバマ新大統領が就任することを挙げ「いろいろな意味で変化の年、変わらなければいけない年だ」と指摘。「隣国の中国と連携を密にし、お互いを高めていかなければならない」と親中派の重鎮らしい提言をした。
一九七三年生まれで、昨年、戦後最年少で閣僚となった小渕優子少子化担当相は「赤ちゃんの声が人々の心を明るくし、青少年が社会に活力を与える、そんな社会の実現に一歩を踏み出す年にしたい」と決意を示した。
還暦を迎える四九年生まれは衆参で計二十五人。民主党の平野博文幹事長代理は「自民党政権は『モー』結構、『モー』ええかげんにせいよ、とウシのごとく粘り強く追い込みたい」と政権交代へ早くも戦闘宣言。
六一年生まれの共産党の塩川鉄也衆院議員も「相手に角を突き付け、追及する国会論戦を大いにやりたい」と闘志を見せた。「丑年生まれらしく信念と粘り強さには自信がある。『攻めの産業政策』の実行に頑張りたい」と強調するのは同じく六一年生まれの高市早苗経済産業副大臣。自民党の佐藤ゆかり衆院議員も「政治は逆風、経済も逆風だ。こういうときこそ、胆力を持って臨みたい」と語った。
このほか三七年生まれに社民党の渕上貞雄副党首、四九年生まれに甘利明行政改革担当相、公明党の谷口隆義副幹事長、六一年生まれに国民新党の下地幹郎衆院議員らがいる。