2009年01月02日(金) 07時07分
ハマス重要幹部を殺害=イスラエルが爆撃、死者420人に−ガザ(時事通信)
【エルサレム1日時事】イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプで、イスラム原理主義組織ハマス政治部門の幹部ニザル・ラヤン氏(49)の自宅を爆撃、同氏を殺害した。12月27日のイスラエル軍のガザ攻撃開始以来、殺害されたハマス幹部としては最重要人物。
イスラエル紙ハーレツ(電子版)によると、自宅にいた4人の妻のうち2人と、12人の子供のうちの4人を含む18人が巻き添えで死亡した。イスラム教聖職者である同氏はハマス内でトップ5に入る幹部で、イスラエルへの自爆攻撃再開を主張していた。爆撃には1トン爆弾が使用されたという。
同氏は、イスラエルによる暗殺を避けるため身を隠すべきだとの周囲の助言を無視して自宅にとどまっていたという。
イスラエル軍はこの日、このほかにも政府庁舎やガザとエジプトの間に掘られた物資密輸用のトンネルなどの空爆を続行。AFP通信によると、これまでのパレスチナ人の死者は少なくとも420人に上った。
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