米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)は1日、米証券大手メリルリンチの買収手続きを完了したと発表した。顧客からの預かり資産は2兆ドルを超え、銀行業務に加え株式仲介なども扱う全米最大規模の総合金融機関になった。
昨年9月に米証券大手リーマン・ブラザーズが経営破たんに追い込まれるなど金融危機が加速する中で、バンカメが経営危機に陥ったメリルの救済合併を決めた。
バンカメはほかにも米住宅金融大手を傘下に収めるなど経営拡大を進めているが、人員に余剰感が出ていることから3万—3万5000人を削減する計画。(共同)
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