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2009年01月02日(金) 17時36分

交通事故死8年連続減少 08年、全国で5155人中国新聞

 二〇〇八年一年間の全国の交通事故死者数は、前年比五百八十九人減の五千百五十五人で、八年連続で減少したことが二日、警察庁のまとめで分かった。過去最悪だった一九七〇年(一万六千七百六十五人)の約三割まで減った。

 二〇一〇年までに死者数を五千五百人以下とする「第八次交通安全基本計画」を二年早く達成。麻生太郎首相は「今後十年間をめどに、さらに交通事故死者数を半減させる」との談話を発表した。

 罰則が強化されてきた飲酒運転の死亡事故は、昨年一—十一月でみると、前年同期比で百十八件減り二百七十七件となった。

 一方、昨年一年間の事故発生件数は七十六万五千五百十件。負傷者は九十四万四千七十一人で、百万人を下回るのは、一九九八年以来。

 警察庁の吉村博人よしむら・ひろと長官は「死者数は減少したが、依然として年間五千人以上の方々が亡くなっている現状を重く受け止め、犠牲者を一人でも減らすため対策を一層進めていく」とコメントした。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200901020123.html