中国運輸局がまとめた中国地方(宇部市以西を除く)の昨年度上半期(4—9月)の造船の新規受注は、270万6000総トン(100隻)で前年同期比93%増と3年連続で増えた。運輸局は「中国などアジアを中心に海上物流が活発化し、特に鉄鉱石などを運ぶばら積み船の需要が旺盛だった」とみている。
新規受注のうち、輸出船は270万総トン(78隻)で94%増。中でも、ばら積み船が伸びた貨物船が254万629総トンで2倍に増えた。
一方、国内船は昨年あった大型船が減った影響で6000総トン(22隻)と48%減少した。輸出船と国内船を合わせた契約船価は2296億円で9.6%増えた。