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2009年01月02日(金) 14時15分

つるの里米で酒仕込み 周南中国新聞

 ナベヅルと共生するため水田に冬期湛水(たんすい)し、有機無農薬栽培された周南市八代の「つるの里米」を使った初めての日本酒造りが同市久米、山縣本店で進んでいる。2月には出荷の予定だ。

 農事組合法人「ファームつるの里」が育てたコシヒカリ1200キロを60%精米し、純米吟醸酒に仕上げる。一升瓶800本分を見込む。

 米の栽培にはイトミミズの餌となり、雑草を抑える働きがある米ぬかを使っている。「つるの里」のメンバーが、協力を求めて同社を訪ねたのがきっかけ。同社は山口県内産の芋やかんきつ、梅などを酒にする地産地消に力を入れており、経営方針にも合う。

【写真説明】冬期湛水田で収穫した有機無農薬の「つるの里米」からできたこうじ米を見せる若松俊孝杜氏

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901020018.html