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2009年01月01日(木) 06時02分

「金髪ブタ野郎」はモ〜こりごり!泰葉は恋する闘牛スポーツ報知

ウシのぬいぐるみを抱き、新年の意気込みを語る年女の泰葉

 総務省が発表した09年1月1日現在の人口推計によると、「丑(うし)年生まれ」は男性526万人、女性556万人。「金髪豚野郎」発言などで騒動を巻き起こした泰葉(47)も年女だ。昨年末、プロレスにも進出したお騒がせ女は、「私は(もちろん、豚ではなく)闘牛に生まれ変わります!」とモ〜突進を新年の公約に掲げた。年男のバラク・オバマ次期米大統領(47)のように、景気よく「Yes, we can!」といきたい1年。ギュウッと濃密に充実させ、ウッシッシと笑って過ごすためにも、過去の丑年の出来事を振り返りながら「傾向」と「対策」を探った。

 泰葉は、1月17日で48歳の誕生日を迎える。年女としての09年の目標は新たな恋との出会い、だ。歌手としての成功も目指す09年。「私は闘牛に生まれ変わります!」とモ〜突進を公約した。

 年女といえば、泰葉は12歳になった小6の時、自分と同じ丑年生まれだった亡き父、初代・林家三平から聞いた話を思い出す。「丑年生まれってのはな、出世した大物や偉い人が多いんだ。美空ひばりさんもそうだし、(昭和)天皇陛下だってそうなんだぞ」。父と同じ1925年生まれではサッチャー英元首相、俳優のポール・ニューマン、ノーベル賞受賞の物理学者の江崎玲於奈…。泰葉と同じ61年生まれではマイケル・J・フォックス、徳永英明、そして田原俊彦…。なるほど確かにビッグだ。間違ってもピッグ(豚)じゃない。

 だが、人生はそんなに甘いものじゃなかった。再び年女となった24歳。クラシックの世界を志し、音大進学を目指したが、志望校の門は思った以上に狭かった。「ちょっと行き詰まっていましたね」と挫折感を味わった日々を振り返った。もうひと回りした36歳の時。春風亭小朝氏との結婚生活も10年目を迎え、夢も見失いかけて来た。そして暴発してしまったのが…言うまでもなく47歳で迎えた昨年だった。

 騒動を巻き起こした1年を「反省はしているけど後悔はしていないんです」と言い切った。災い転じて福となす。「ハッスル」に参戦して360度観客が埋まった中、フランク・シナトラ気分で歌うことができたのもドタバタ劇があったからこそだった。「表現者として、やっと新しい世界に羽ばたけるという気持ちになりました。私の時代の夜明けです!!」

 09年。歌手としての成功はもちろんだが、新たな恋を見つけることも目標の一つだ。「再婚もしたいですよ。でも、まずは恋! 恋することが先でしょう」と目を輝かせた。夢実現のためなら、ただの牛では収まりきらない年女。「私は闘牛になりますから。見ていてください!」。モ〜止まらない。プロレス参戦は一戦限りとなったが、泰葉の人生の闘いは、今年から本戦を迎える。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090101-OHT1T00022.htm