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2009年01月01日(木) 00時00分

三原親子死亡事故で実況見分中国新聞

 三原市久井町坂井原の会社員盛谷浩二さん(51)方の庭に乗用車が突っ込み、盛谷さんら親子3人が死亡した事故で、三原署は31日、乗用車を運転していた広島市中区土橋町、建設会社員秋保輝行容疑者(25)=自動車運転過失致死容疑で送検=を現場に立ち会わせて実況見分をした。秋保容疑者は、捜査員らが用意したビニールシートに囲まれる中、3人をはねた庭で当時の状況を説明。事故を起こした乗用車に見立てた車両に乗り込み、捜査員が現場手前からの当時の運転コースを確認。中央線をはみ出した場所に車両を止めるなどして調べた。

 三原署は、秋保容疑者が現場の手前約50メートルの緩いカーブを制限速度40キロを大幅に超える速さで走行し、コントロールを失って3人をはねたとみている。制御困難な高速走行などによる死亡事故に適用される危険運転致死容疑の可能性もあるとみて、当時の状況を詳しく調べている。

【写真説明】容疑者をビニールシートで囲み、事故現場の盛谷さん方の庭を調べる捜査員ら(31日午後2時、三原市久井町坂井原)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200901010016.html