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2009年01月01日(木) 08時01分

裁判員制度 5月21日 注目のスタート産経新聞

 全国約29万5000人の裁判員候補者に昨年11月末、通知が発送されたことで、裁判員制度の運用はすでにスタートしている。

 次のステップは5月21日に裁判員法が施行されてから。この日以降に起訴された裁判員裁判の対象となる事件について、裁判の約6週間前、くじで選ばれた裁判員候補者に裁判所から「呼出状」と「質問票」が入った封筒が届く。質問票は辞退する事情があるかどうかを改めて尋ねるものだ。辞退を希望しなかったり、質問票で辞退が認められなかったりした場合は、選任期日に裁判所に出頭することになる。

 選任手続きの当日、裁判所では職員が事件の概要や被告人について説明し、被告人や被害者と関係があるかどうかなどを書面で尋ねられる。その後、事件を担当する裁判長から質問を受け、最終的にくじで裁判員6人が選ばれ、公判に参加することになる。

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