2009年01月01日(木) 09時03分
「景気対策に全力尽くす」麻生首相、年頭所感で決意(読売新聞)
麻生首相は1日付で年頭所感を発表した。
世界的な金融・経済危機について、「国民の景気や生活に対する不安を取り除くため、政府は全力を尽くす。世界の中で最も早くこの不況から脱するのは日本だ」と述べ、経済対策に全力を挙げる考えを強調した。
そのうえで「私は決して逃げません。国民の皆さんと共に、着実に歩みを進めていく」と、自らの決意を表明した。
首相は「日本人は、これまでも自らの選択と努力によって、日本という国を保守し、変化させながら、発展させてきた。これからも、強く明るい国であらねばならない」と、持論の「日本の底力」に対する期待感を表明した。また、「受け身ではだめだ。望むべき未来を切り拓(ひら)くために、行動を起こさなければならない」と、国民に奮起を促した。
今回の所感は、ここ数年の歴代首相と違い、外交や教育などの個別政策には触れず、「精神論」に比重を置いているのが特徴となっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090101-00000004-yom-pol