2009年01月01日(木) 02時28分
<生活支援>たき火と炊き出しでホームレスら暖かく 名古屋(毎日新聞)
08年最後の日。年末から名古屋市中村区の西柳公園で始まったホームレスの人たちを支援する「越冬活動」には、この日も多くの人が集まった。午後6時の気温は3.8度。たき火の周りには人だかりができ、炊き出しの煮込みからは白い湯気が立っていた。
公園の片隅に一人たたずんでいた日系ブラジル人の男性(26)は3年前に来日。三重県四日市市で重機オペレーターとして働いていたが、今年11月に失職した。貯金も食費で使い果たし、約40キロ離れた名古屋まで徒歩でやって来た。
炊き出しのことは途中、警察官から教えてもらった。野宿で年越しするつもりという。新年に向けた生活のめども全くなく、男性はたどたどしい英語でつぶやいた。「ノーホープ」 支援団体によると、急速な景気悪化による企業の派遣社員切りで、昨年に比べホームレスの数は確実に増加しているという。越冬活動は1月3日まで。炊き出しの他、テント、毛布の提供や医療生活相談にも応じる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090101-00000008-mai-soci