＜強盗未遂＞６５歳男が交番で「拳銃出せ」　愛知・知立（毎日新聞）

2009年01月01日(木) 02時27分

　３１日午前２時２０分ごろ、愛知県知立市栄２の県警安城署知立駅前交番で、入ってきた男が対応に出た男性巡査部長（２７）に食事用ナイフ（刃渡り１２センチ）を突きつけ「拳銃を出せ」と脅した。巡査部長が男の手首をつかんでナイフを落とし、強盗未遂の現行犯で逮捕した。けがはなかった。

　同署の調べでは、男は住所不定、無職、増田敏清容疑者（６５）。同２時１０分ごろ交番を訪れ、入り口の机の前で巡査部長と話していたが、いきなりジャンパーのポケットからナイフを出した。当時交番にいたのは巡査部長１人だけだった。

　同署によると、増田容疑者は「今月、刑務所を出てきた。ある人物に仕返しするために拳銃がほしかった」と供述しているという。

　現場は名鉄名古屋本線知立駅の隣接地。飲食店などが並ぶ一角だが、当時人通りはなかった。【安間教雄】

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