タイの首都バンコク中心部のエカマイ地区にある高級ナイトクラブ「サンティカ」で12月31日深夜、新年を祝うショーの最中に火災が発生、保健省によると59人が死亡、212人が負傷した。バンコクの日本大使館によると、負傷者には4人の日本人男性が含まれている。
うち1人は重傷という。死者に日本人が含まれているとの情報は今のところなく、確認を急いでいる。
日本大使館によると、負傷した4人の日本人のうち、2人はバンコク在住者、2人は日本からの観光客。重傷を負ったのは東京都在住の男性(38)という。
同ナイトクラブは3階建てで、火災は新年のカウントダウンを行うショーの最中に発生した。警察は、店側が使ったか、客が持ち込んだ花火が引火した可能性があるとして調べている。店内には当時、外国人を含む約1000人の客がいた。
被害に遭った客らによると、出口が1か所しかなく、パニックとなり、現場で遺体で発見された多くの客は煙に巻かれ死亡したという。サンティカは近く移転を予定しており、現店舗で最後の新年の催しだった。(共同)
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