中国地方では、20の小選挙区に51人の立候補が見込まれている。党派別は、自民党19人、民主党17人、共産党7人、社民党1人、国民新党3人、無所属4人。現職が27人を占め、新人は23人、元職は1人となっている。
共産党が立候補予定者の擁立を絞り込んだこともあり、10選挙区が自民党と民主党の2者対決で、このうち4選挙区で現職同士が争う。このほか岡山3区では自民党と無所属の現職、島根2区では自民党と国民新党の現職が1対1でぶつかる。
国民新党現職と共産党新人が立候補を予定する広島6区は、自民党の候補者選びが難航。広島県連は人選を断念し、党本部主導で新人の擁立を目指す。
比例中国(定数11)の単独候補に名前が挙がっているのは6人。現職2人を立てる方針の自民党は、小選挙区と交互に立候補する「コスタリカ方式」の廃止をいったんは打ち出しながら広島3区と岡山5区で事実上の維持を決めた。公明党は現職2人。正式に候補を発表をしている共産党は元職と新人各1人となっている。