記事登録
2008年12月31日(水) 13時48分

沢田石民の足跡、展示で紹介中国新聞

 昭和10年代の画壇を支えた柏舟社(はくしゅうしゃ)と三三美術団の結成に尽力した日本画家、沢田石民(せきみん)展が来年2月1日まで、笠岡市の市立竹喬美術館で開かれている。

 沢田は1905年、京都府生まれ。京都市立絵画専門学校時代から日本画の土田麦僊(ばくせん)に師事し、26—28年に小野竹喬らの国画創作協会の国展で3回連続入選。38年に柏舟社、42年に二科会の洋画家と三三美術団を結成した。44年、当時のビルマで戦死した。

 500—150円(65歳以上、市内小中学生は無料)。月曜、年末年始(29日—1月3日)休館。電話0865(63)3967。

【写真説明】初公開の「御苑内」(左)に見入る入館者

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812310025.html